中国の重量挙げナショナルチーム監督に学ぶ、スクワットの練習と意義

練習

【深圳舉協】Shenzhen Weightliftingが、中国ナショナルチームヘッドコーチのTan Hanyong氏が重量挙げの練習について語った動画を掲載しています。スクワットの部分を直訳して、それぞれの要点まとめを書いてみました。

中国の重量挙げには長い歴史があります。政府から手厚いサポートがあります。

選手には様々なタイプがあります。脚力が強い選手、上半身が強い選手、スナッチが強い選手、クリーン&ジャークが強い選手。選手の強みや弱みはそれぞれ異なります。

この競技では、絶対的なアドバンテージを持った者は存在しません。練習プログラムは、選手ごとのキャラクタに応じてテーラーメイドされたものでなくてはなりません。

弱点を克服し、強みを伸ばす方法。これがトレーニング戦略となります。

  • 選手ごとに特徴は異なる
  • 型にはめたトレーニングはダメ

フルスクワットと足首の柔軟性

全体的な強さを求めることは、重量挙げではとても厳しいものです。

例えば脚力、背中の力、上半身の力。良いスクワットのために、我々はフルレンジの動きに重点をおきます。

もし腰を後ろに出していたらそのフォームは間違いです。膝、足首を完全に曲げられるようにしなければなりません。スクワットのレンジが広がるほど、バランスが伸びます。

もし足首の可動性が低ければ、この練習は効果的です。フルレンジスクワットができなければ、脚のトレーニングは不完全になります。背中の力も同様です。

足首の可動域が狭い人は、ストレッチを毎日すべきです。体操選手のように、毎日積極的にストレッチすることが必要です。

我々はバックスクワットとフロントスクワットをします。バックスクワットでは柔軟性が必要です。

  • スクワットはフルスクワットで練習しなさい。バランスが良くなるから。
  • そのために足首を柔らかくしなさい。
  • 腰を後ろに出すのはダメ。上半身は常に垂直。(ローバーではなくハイパー)

ということですね。

重量挙げを長くしている人からすると当たり前のことですが、感覚で理解していることを言語化して話してくれているのでわかりやすいです。さすが指導者。

フロントスクワットで胸を鍛え、胸を開く

フロントスクワットは特に胸を鍛えるために行います。(クリーンで)肩に重量を載せられるように、肩の重い重量を扱えるように胸は強くなければなりません。これがクリーンがとても強い選手の理由です。なので我々はフロントスクワットをするのです。

重量挙げに限らず、常に胸を張り、ひらけることができる選手は強いと言えます。なので胸は強く、オープンにしなければなりません。我々はかなり重い重量でフロントラックの練習をいつもします。フロントスクワットの後、フロントスクワットディップスをします。

  • 重量を肩に載せられるように、フロントスクワットで胸を鍛える。
  • クリーンが強い選手は、フロントスクワットも強い。
  • 胸を張って、胸を開く。
  • フロントスクワットをしたら、フロントスクワットディップスをする。

動画の後半ではデッドリフトについて話されています。

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